代表挨拶

Message
いつもの風景を大切にしたい。
ぼくはこの世に生まれてからずっと、親、友、地域、学校、職場、その他大勢の方達の慈しみによって支えられてきました。「人様によって生かされている、感謝だぞ、人様のお役に立てる人間になれ」そう言われ続けていたぼくは、自然と福祉の道を選んでいました。もう一つ、ぼくは、いや、これはみんなそうだと思いますが、やっぱり人の笑った顔が好きです。だから今もこの仕事を続けていられるのだと思います。

ただ、福祉という仕事を通じて今感じていることは、地域共生社会と強く叫ばれる中で支える仕組みの弱さと、人と人の繋がりの薄さへの危機感です。誰にも、どこにも「ちょっと助けて」と言えず、苦しんでいる人々に多く出会い、思っていた以上に人と人が分断されている現状がありました。こうした状態は資本主義経済による代償だったのかもしれません。戦後の日本を豊かにしようと経済を回した一方、いつしか個人責任主義へと流れていたのだと思います。

ですが、日本は昔からお隣さんやご近所さんとの「お互い様」の精神により、困りごとをみんなで解決してきました。ぼくはそんな住民同士が紡ぎ織りなしてきた「いつも」の風景を主役に、福祉の「ケア」と「つなぐ力」という2つの強みをちょっとだけ加えて、みんながつながり支え合える暮らしを今の千葉市・都賀でつくっていきたい。そして、ミッションを達成した時、古き良き時代が「今」になっていくことにワクワクとドキドキを感じています。
株式会社ベストサポート
代表取締役
竹嶋信洋